The Burton Blog

2020年までの達成を目指すサステナビリティのゴール: 進捗状況

自然に比べたら、人間は小さな存在です。

「固定概念を打ち壊し、革新的行動と共に業界をリードする……。私たちのDNAに組み込まれた習性のようなものです」とは、Burtonの共同CEOを務めるドナ・カーペンター。今Burtonが注力しているもの、それはサステナビリティです。2012年に専任チームが発足されて以来、終わりのない道を歩んでいます。私たちが掲げる2020年に向けたサステナビリティのゴールは、製造工程やパッケージングをはじめ、オフィスで使用するエネルギーの削減から公正労働に対する基準まで、幅広い分野をカバーしています。達成するには相当のハードワークが必要ですが、私たちのミッションをクリアするために避けては通れません。そして何より、人々が健康でいられ、環境が健全でいられるためには、とにかくやるしかないのです。他に選択肢はありません。

これは大きな挑戦です。しかし、私たちは断言します。サステナビリティにおいて、Burtonは業界の先駆者であると。特に群を抜いているのが、ハードグッズ(ボードやバインディング、ブーツ、ゴーグル、ヘルメットのこと)におけるライフサイクルアセスメント(LCA)と、ソフトグッズ(ジャケットやパンツなど)におけるbluesign®プロダクトでしょう。より詳しく知りたければ、以下をじっくり読んでください。

19W-Sustainability-Blog-2020GoalsOurProgress23.jpg
スノーボード作りに欠かすことのできないスーパーサップ®樹脂

CO2排出量の20%削減

ハードグッズの製造工程におけるCO2排出量を20%削減するには、ライフサイクルアセスメント(LCA)が欠かせません。LCAを使えば、ハードグッズのライフサイクル(原料の確保から製造、運搬、プロダクトが寿命を迎えるまで)または特定の製造工程が環境に与える影響を知ることができるのです。

LCAがもたらす恩恵について、Burtonのシニアサステナビリティマネージャーのジェン・スウェインが説明してくれました。「スノーボードの製造工程において欠かすことのできない樹脂ですが、以前使用していたエポキシ樹脂は、環境に大きな影響を与えることがわかりました。そこで代替え品を探した結果、バイオ原料を元にしたスーパーサップ®樹脂を見つけたんです。これだと、CO2の排出量を大幅にカットできます。Winter 2019シーズンモデルでは、全てのボードにスーパーサップ®樹脂が採用されています」。

ジェンが挙げた例は、パズルの1ピースに過ぎません。Burtonのプロダクト開発チームは、LCAを活用しながらCO2排出量の削減に努めています。目標は、全ハードグッズカテゴリーでの20%削減です。もちろん、LCAはハードグッズ以外でも役立っています。

CO2排出量の削減は、決して簡単なことではありません。プロダクトのマテリアルやデザインを変えるにあたって、クォリティやパフォーマンスに妥協は許されませんから。それ故、再生可能エネルギーにシフトするよう原料サプライヤーに働きかけているのです。先日、とある工場はソーラーパネルの導入を決断してくれました。確かに初期費用はかかりますが、長い目で見れば、その恩恵は計り知れません。

100% bluesign®プロダクト

Burtonにとって、ソフトグッズの100%をbluesign®プロダクトにすることも大きな目標です。2011年からbluesign®システムを導入しており、消費者や環境にとって有害な化学薬品を使わず、製造工程における水や燃料の使用量を削減し、空気や水を汚染しないプロダクト作りを徹底しています。

19W-Sustainability-Blog-2020GoalsOurProgress19.jpg
ショッピングするときは、bluesign®のタグにも注目してください
19W-Sustainability-Blog-2020Goals-SGMaterials.jpg
bluesign®と協力して、サプライチェーンをクリーンなものにしています

Winter 2019モデルでは、81%のアウターウェアがbluesign®プロダクトでした。Winter 2020モデルでは、それが91%にまで上がります。そして、Winter 2022モデル(デザインされるのは2020年)での100%達成を目指しています。これは何としてでも達成したい目標です。その強い想いは、新たな原料がbluesign®の認証を得られるようにするための取組みにまでつながっています。現状のbluesign®システムには、Burtonプロダクトで使われている一部のパーツを供給しているパートナーがいないため、基準を満たすサプライヤーを自ら探さないといけません。シニアマテリアルマネージャーのアシシュ・アフラワットにとっては、毎日が挑戦です。

「原料の調達からプロダクトの開発まで、そのプロセスを変えています。価格設定や見た目を軸にマテリアルを探すのではなく、まずサステナビリティの観点から物事を見ます。それが正しいやり方だと思いますね。環境への悪影響を最小限にできるものを使うべきなんです」とアシシュは言います。

19W-Sustainability-Blog-2020Goals-HQFront.jpg
サステナビリティの成功なしにビジネスの成功はあり得ません

まだまだやるべきことは星の数ほどあります。ただ、問題点を理解することがより良い未来につながると信じています。これまでやってきたことを誇りにしながらも、さらなるサステナビリティ目指して努力を続けていきます。一緒に進みましょう!


SHARE