The Burton Blog

Built on Boards – スノーボードがルーツ - : “オールマウンテン”スノーボードとは?

スノーボードが誕生して間もない頃、パークボードやパウダーボードといった何かに特化したボードはありませんでした。まったくというわけではないにせよ、基本的には、1本のボードでどこでも滑ることが当たり前だったのです。

もちろん、現代においても“1本のボードで”的精神が絶滅したわけではありません。ただ、特定の地形やコンディションに向けた様々なシェイプが生み出され、“クイーバー”というアイデアのもと、異なるシェイプのボードを乗り分けることが普及してきたのも事実です。まさに、BurtonのFamily Treeコレクションがその代表格と言えます。しかし、なかには疑問に思う人もいるでしょう、「1本のボードじゃダメなの?」と。

もちろん、ダメな理由などありません。ただし、地形(パーク、グルーマー、バックカントリー)やコンディションを問わず、安定したパフォーマンスを発揮できる万能なボードが必要になります。そういったボードを、Burtonでは“オールマウンテン”ボードと呼んでいます。例えば、FeelgoodCustom。長年ラインナップに君臨しているBurtonオールマウンテンボードの代名詞的存在であり、クラシックと呼ぶにふさわしいボードです。ちまたでは、“良いボード”の基準になっているほどです。

Mark McMorris airing over a tree on the Flight Attendant
Flight Attendantが喜ぶツボを知っているマーク・マクモリス
Maria Hidalgo with the Yeasayer
Yeasayerを手に取り、ブーツパックを追いかけましょう

Burtonにとって、スノーボードはブランドのルーツです。より良いスノーボードを作ることに対し、私たちは一切の努力を惜しみません。なぜなら、みんなに雪山で楽しい時間を過ごしてもらいたいからです。だからこそ、ボード選びでのミスは禁物。では、Burtonが誇るオールマウンテンボードを紹介していきましょう。

The Feelgood

Feelgoodは、 Burtonウーメンズボードのなかで最も長くリリースされているボードです。その誕生から、もうすぐ20年が経とうとしています。誰よりもメダル&トロフィーを所有するスノーボーダー、ケリー・クラークが愛用しており、ウーメンズラインでは最もハイパフォーマンスなオールマウンテンボードです。キレのあるハイスピードな滑りを得意とし、ハーフパイプでホッドロッドのように加速したり、大きなジャンプでビタっと着地したり、ノートラックでスプレーを上げたり、何だってできるのです。

Kelly Clark on the Deja Vu
Feelgoodでラインを描くケリー・クラーク
Burton product manager Samantha Bertolino with the Women's Feelgood
アシスタントプロダクトマネージャーのサマンサ・ベルトリノ

「最もアグレッシブなウーメンズボードです」とは、前述のサマンサ。彼女曰く、ルーズではないので、ターンの練習には不向きとのこと。ただし、「ハイスピードでカービングするのなら、エッジをロックし、思い通りの滑りができるでしょう。このボードはやや硬めで、機動力や反発力に優れ、あらゆるコンディションで攻められます」と、Feelgoodについて開発者目線のコメントをくれました。

The Custom

Feelgoodが最も長くリリースされているウーメンズボードなら、 Customは最も長くリリースされているBurtonボードです。その誕生は、1996年にまでさかのぼります。以降、いつの時代も変わらず支持されているのは、とにかくパーフェクトなボードだからでしょう。パークを滑りたい? 問題なし! パウダーでターンをしたい? もちろん! これまで数え切れないほどのBurtonライダーに愛されてきたのも、まさにそんな理由からなのです。ただ、Customはプロライダーだけのボードではありません。スノーボードを始めたばかりの人にもオススメできるボードなのです。

Burton Custom Snowboard with Cartel Bindings
Custom + Cartel=クラシックセットアップ
FSC™ Certified Super Fly II™ 700G Core Illustration
Customに採用されているFSC™認証スーパーフライⅡ™ 700gコアは、反発力と強度のアップ、ウェイトの削減のため、コアの特定エリアに強くて硬いウッドを使用しています
Ben Ferguson hitting a jump on the Burton Custom
山全体を駆け回るベン・ファーガソンのチョイスは、もちろんCustom

Customを「誰でも乗れるボード」「本当に親しみやすいボード」と言うのは、シニアデザインエンジニアのスコット・シーワード。ベン・ファーガソンミッケル・バングといったプロライダーはもちろん、多くの一般ユーザーにも愛されているのを見ると、彼の言葉も納得できますね。

The Custom X

理由は何であれ、Customでは物足りないと言うのなら、ぜひCustom Xを試してみてください。Customより硬く、よりプレミアムなマテリアルを使った、正確無比なライディングが持ち味のハイパフォーマンスボードです。ソファに座ってTVを見ているよりも、時速90kmの速さで25mのキッカーを飛ぶ方が落ち着くという、レッド・ジェラードのようなライダーに向けて作られています。

Burton Squeezebox Technology Illustration
Custom Xに採用されているSqueezeboxは、パワフルな厚いコアとフレキシブルな薄いコアをバランス良く持たせることで、ポップ感と全体的なパフォーマンスを向上します
Red Gerard airing out on a Custom X
Custom Xに乗ってオゾン層へ飛び立つレッド・ジェラード

The Yeasayer

あらゆる側面から見て、絶妙な“ちょうど良さ”を持つボード、それがYeasayerです。硬過ぎず、柔らか過ぎず、そしてツインシェイプ&フレックス。まさに万能とはこのボードのためにある言葉ではないでしょうか。地形やコンディションに関わらずパフォーマンスを発揮でき、若干ソフトなオールマウンテンボードです。

Maria Hidalgo hiking with the Yeasayer
オールマウンテンの真価を試しているところ?
Maria Hidalgo riding the Yeasayer
Yeasayerに乗って雄叫びをあげるマリア・イダルゴ

「素晴らしいボードで、何でもやりたいオールラウンドなライダーにオススメです」とは、シニアプロダクトマネージャーのレズリー・ベッツ。攻撃的なライダーのためにFeelgoodがあるように、同じく優れた多様性を持ちながらも、ややレイドバックした乗り心地のボードも必要なのです。Yeasayerはフラットトップ採用なので、全体的に遊びやすいライドフィールですが、必要なときには足下のキャンバーがグリップ力を発揮します。さらに、パウダーでの浮力もあり、Feelgoodとは異なるタイプのオールマウンテンボードになっています。

The Flight Attendant

長めのノーズと10mmのテイパー(テールよりノーズが10mmワイド)を備えたFlight Attendantは、今回紹介しているボードのなかで最もフリーライディング寄りになっています。よりディレクショナルということであり、それほどパークやパイプでのスイッチライディングを想定していないということです。もちろんパークやパイプでも十二分にパフォーマンスを発揮しますが、大きなノーズは先陣を切って高速ターンをしたいのです。タフでスムーズ、そしてハイスピード。Flight Attendantは、パウダーメインのオールマウンテンボードと言ったところでしょう。

Mark McMorris hiking with the Flight Attendant
コンテストの合間、マーク・マクモリスはFlight Attendantに搭乗します
Ben Ferguson on the Flight Attendant
全地形を制覇するベン・ファーガソンがFlight Attendantに乗ると、素晴らしいことが起きるのです
Balanced Freeride Geometry Illustration
バランスフリーライド形状は、セットバックされたキャンバーとスタンスのセンターに設けられたサイドカットが、フラットで滑っているときにツインのようなフリースタイルフィールを生み出します

なぜ、このボードが万能なのか? その鍵はバランスフリーライド形状にあります。ハードパックを滑っているときはツインのような乗り心地ですが、パウダーではノーズが持ち上げられることでディレクショナルかつ浮遊感あふれる乗り心地になるのです。

Mark McMorris flipping off roof on the Flight Attendant
“オールマウンテン”は、決してリゾート内だけに限ったものではありません。マーク・マクモリスのように、廃墟となった建物からドロップしても良いのです
BoB-McMorris-Slideshow-6
スーパーサップ®樹脂はバイオ原料を元にしており、1本のボードを作ることで排出されるCO2の削減につながります

オールマウンテンボードについての疑問があれば、Burtonライダーサービス(03-5738-2555)までお電話ください。彼らはスノーボードについて話すのが大好きなのです。

もしサステナビリティについて疑問を持ったのであれば、まずはこれを覚えておいてください。今回紹介したボードは全て、FSC™認証コアを使用しています。FSC™の認証を受けた樹木は違法伐採されたものではなく、また、保護価値の高い森林や植林用の森林、遺伝子組み換え樹木が植えられている森林などで伐採されたものではないのです。


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