Burton[ak]って何?誕生からプロダクトの素材まで
「[ak]って何?」「結局[ak]って何が良いの?」 Burtonには、こういった質問が世界中のスノーボーダーから定期的に届きます。簡潔に言うと、[ak]は過酷なフィールドで活動するチームライダーたちによって開発された、信頼性の高いハイパフォーマンスウェアやソフトグッズのコレクションのことです。[ak]には、リゾートの圧雪コースをクルージングするとき、ビッグマウンテンをヘリラップをするとき、バックカントリーをハイクしてターンするときなど、あらゆるシチュエーションにおいてライダーのことを第一に考えたハイエンドな機能が備わっています。それはつまり、Burtonソフトグッズのプロダクト開発における技術の結晶が濃縮されているコレクションでもあるのです。今回は、Burtonの[ak]コレクションについて知っておいて欲しいことを、歴史、製品開発、素材の3つに分けて説明していきます。
- [ak]の歴史
- [ak]の製品開発
- [ak]の素材
[ak]の歴史
[ak]、全ての始まりは、コレクション名にもなっているビッグマウンテンライディングの聖地アラスカです。話は1990年代半ばまで遡ります。当時、Burtonのチームライダーだったクレイグ・ケリーとデイブ・ダウニングの2人は、年間200日近くもの時間をバックカントリーで過ごし、そのうちの大半をアラスカの超絶スティープな斜面での滑りを撮影することに費やしていました。
ですが、その頃のスノーボードウエアのほとんどは、スタイルはカッコ良くてもハイエンドな登山ギアに備わっているような機能性を持ち合わせてはいませんでした。そこで2人はBurtonの創設者であるジェイク・バートン・カーペンターやソフトグッズエンジニアに、アラスカのような過酷な環境にも耐えうるウエアの必要性を説きました。その後、クレイグとデイブが中心となって指揮を執り、ビクトリア・ジェラースやジョー・カーティスといったチームライダーたちも新たなウエア開発のプロジェクトに参画するようになったのです。
そして、1997年のBurtonカタログに、当時のスノーボードウエアとしては革新的な機能を備えてた[ak]が初登場。2000年に[ak]をコレクションの1つとして正式に発表して以来、そのラインナップは現在進行系で拡大を続けてきました。
[ak]の製品開発
チームライダーからの多大なるフィードバックを取り入れて、彼らが本当に必要とする性能を提供することに、[ak]のプロダクト開発は重点が置かれてきました。[ak]が目指していたのは、ライダーによるライダーのためのプロダクトだったのです。このような製品開発は、現代のアウトドアスポーツ業界では一般的ですが、1990年代のスノーボードウエア開発においては最先端を突き進んでいました。
これまでチームライダーたちのライディングやスタイルの進化とともに、[ak]のコレクションも絶えず進化を続けてきました。かつてジェイクはライダーに何度も聞いていました。「このジャケットの正直な感想を教えてくれ」と。ライダーたちの意見を大切にするスタンスは今もまったく変わっていません。現在は、[ak]に対するフィードバックを収集する方法として、世界中からトップライダーが集められ、「ライダーラウンドテーブル」や「ライダーサミット」が毎年開催されています。そこで挙がった意見やアイデアをもとにして、[ak]のプロダクトは現在進行系で限界が引き上げられ続けているのです。
[ak]の素材
GORE-TEX: ゴア社の防水・防風&透湿メンブレンを採用した生地は、雪や雨、風を完全シャットアウトすると同時に、ウエア内の湿気を外部へと放出してくれる機能を備えています。そのおかげでウエア内環境が常にドライな状態をキープできるのです。また、Burtonではゴア社と緊密に協力し、新しいライナーや表生地の可能性を探るべく、様々な素材の組み合わせをテストし続けています。
GORE-TEXについて詳しくはこちらの記事をご覧ください「実際のところ、GORE-TEXって何がすごいの?」
PrimaLoft: プリマロフト社のインサレーション(中綿)は、たとえ湿気が多い寒冷な環境であっても、その保温能力が落ちることはありません。また、たとえ1シーズンに100日以上も雪山にいるライダーが使用したとしても、その保温性能が劣化することもありません。
YKK Zipper: YKKのジッパーは細かなパーツに至るまで非常に洗練されており、製造工程においても卓越した品質管理が行われています。結果、どんな過酷な環境下でも破損や不具合がなく、正しく確実に機能し続けてくれるのです。
スノーボーダーがスノーボーダーのためにデザインしたBurtonのハイエンドなウエアやソフトグッズのコレクション[ak]。その誕生以来、常にライダードリブンで[ak]は進化を続けてきました。そして今や[ak]のプロダクトは世界中のスノーボーダーに広く認識され、そして圧倒的な支持を集めています。今後もBurton[ak]は、最高の機能性でユーザーの方々のスノーボードライフをバックアップしていきます。
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