シーズンアウト前に要チェック!スノーボードギアの正しい保管方法

シーズンも終盤に差し掛かり、雪山で使ったアイテムの出番がそろそろ少なくなってくる頃。来シーズンも長くギアを使い続けるために正しいスノーボードギアの保管方法を学びましょう。正しいメンテナンスの知識があれば、今お使いのアイテムを長くきれいな状態で使うことができます。今回は正しいスノーボードギアの保管方法を解説していきます。
スノーボードの保管方法
STEP 1:汚れを取る
スノーボードのソールは、黄砂やほこりなどで汚れています。まず始めに、それらの汚れをスクレーパーやブラシ、クロスを使って取り除きます。力をかけすぎるとソールのダメージに繋がる場合もあるので、優しくふき取りましょう。どうしても取り切れない汚れがある場合は、部分的にリムーバーを使いキレイにしてください。

STEP 2:エッジのメンテナンス
エッジに錆が付いたままだと、エッジが引っかかる原因となりボードコントロールの妨げとなります。また錆を放置しておくと、全体に錆が広がりメンテナンスができなくなってしまいます。エッジの錆によるボードの劣化を防ぐために、市販の錆とりゴムでしっかり錆を落としましょう。エッジの錆をきれいに落とせたら、潤滑剤(防錆)を塗り保管しましょう。

STEP 3:ワクシング
最後にホットワックスを塗り、ソール全体をコーティングします。保管前にホットワックスを塗ることで滑走面の酸化や傷を防ぎます。保護のためにワックスは厚めに塗りましょう。
STEP4:スノーボードの保管
オフシーズンにスノーボードの保管をする際には、スノーボード購入時に板が入っていた紙スリーブが役に立ちます。紙スリーブに乾燥剤やシリカゲルと一緒に板を入れて、風通しがよく直射日光が当たらないところで保管しましょう。紙スリーブに入れて保管することで、傷やほこりから板を守ります。もし紙スリーブがない場合は、包み紙や新聞紙に包んで保管しましょう。

バインディング&ブーツの保管方法
バインディングの保管方法
バインディングの保管方法も基本的にはボードと変わりません。トップシートにバインディングの跡が付かないように、オフシーズンはボードからバインディングを取り外して保管しましょう。ボード同様、表面についた汚れをふき取り、ストラップを締め、風通しがよく直射日光の当たらないところに保管しましょう。購入時にバインディングの入っていた箱が残っていれば、保管中に傷がつかないように箱に入れて保管するのもオススメです。

ブーツの保管方法
ブーツもボードやバインディングと同様、まず表面の汚れをふき取り、風通しがよく直射日光の当たらない場所で保管してください。ブーツのにおいが気にならなければこの方法で良いのですが、ブーツのインナーは汗を吸い込み、春雪で滑ったときにはたくさんの水を吸い込み、インナー自体ににおいがしみ込んでしまっていることがよくあります。下記はその対処法です。
- 湿っぽいにおいがする場合:晴れた日に日陰で半日ほど乾かします。直接日光に当ててしまうと日焼けや劣化の原因になるので必ず日陰で乾燥させましょう。
- 汚れや匂いがきつい場合:バケツに水と中性洗剤を入れ、手洗いで丸洗いしましょう。丸洗いした後は、晴れた日に日陰で1日から1日半乾燥させましょう。
こうすることで、ブーツに染み付いた匂いをとることができます。保管中にブーツの匂いが気になる、次のシーズンにブーツを履いたら嫌な匂いがする、なんてことにならないように保管前にきちんとブーツのメンテナンスをしましょう。
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保管場所は、ボードやバインディングと同様に風通しがよく直射日光が当たらないところがオススメです。購入時にブーツの入っていた箱が残っていれば、保管中にブーツが傷つかないように箱に入れて保管するのも良いでしょう。

正しくギアをメンテナンスすることで、大切なギアをより良い状態で長く使い続けることができます。困ったことがあれば、お近くのBurtonストアかBurtonガイドへお気軽に相談してみてください。
Burtonガイド
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監修: 黒木康秀