アーティストシリーズ: エンリケ・ラリオスと共に愛と光を見つけましょう

私たちは、人、情熱、そして新たなアイデアこそがコミュニティをより強くするものだと信じています。

私たちは、今までアウトドアシーンにおいてまだ十分に取り上げられていないアーティストやアスリートの声を広く知ってもらうという取り組みの1つとしてアーティストシリーズを立ち上げました。今シーズンはグラフィックデザイナー兼イラストレーターのエンリケ・ラリオスとタッグを組み、愛、つながり、そしてコミュニティを称えるコレクションを制作しました。「誰もが前向きで自分の存在と居場所を認められ、創造力を発揮出来るべきなんです」とエンリケは語ります。何よりも重要なのは、一緒に過ごす時間であり、私たちがありのままの自分でいられること、それが全てなのです。

彼の物語とそれが私たち全員にどのように語りかけてくるのかを理解するために、エンリケと一緒にメキシコシティの活気溢れる通りを歩きました。

Burton: 初めにあなたの生い立ちとアーティストして活動を始めたキッカケを教えてください。

エンリケ: 私はまず絵を描くことから始め、そこからデジタルのイラストと少しずつグアダラハラ（メキシコ・ハリスコ州の州都）で注目されるようになりました。活動を続けていくうちに街のローカルプロジェクトやアートイベントなどに声をかけられるようになり、アートの世界へと深く入り込むようになりました。

あなたのスタイルは、現実と空想の融合と言われてきました。どんなコンセプトでアートを楽しんでいますか？また、あなたの作風は他にどのような表現がありますか？

私は言葉や文章を書くのが苦手なので、自分の気持ちを表現できる日記帳のように描いています。私にとってイラストレーションとはそういうものなのです。物理的であれ、デジタルであれ、自分の感情をアートに落とし込むことは私にとっての逃避なのです。

テーマを選ぶ際のインスピレーションは何ですか？また、どこから影響を受けていますか？

散歩はリラックスして考えられるので、街を歩いて花や建造物、様々な色彩を見ることからインスピレーションを得ています。散歩で得たアイデアや色を自分のアートに取り入れるようにしています。

あなたのアートは色鮮やかでとてもカラフルです。色を選ぶ際の原動力は何ですか？また、そのインスピレーションの源は何ですか？

私の色選びのインスピレーションの源はメキシコです。メキシコはとてもカラフルな国だと思います。建造物や花は私の色選びに多くのインスピレーションを与えてくれます。

アーティスト、そしてLGBTQIA+の支持者として、アートを通した今後の抱負や目標は何ですか？

私が将来的にアートを通して成し遂げたいことは、自分のコミュニティ、特にメキシコで迫害され犠牲になっているトランスのコミュニティをサポートし続けることです。救世主になりたいとは思いませんが、自分なりに貢献したいと思っています。

エンリケのようなアーティストは世界をより明るく、より受け入れやすいものにするために人生を捧げてます。私たちも彼らと同じように理想の社会を実現することが目標です。スノーボードは誰もが公平にアクセスでき、誰もが居場所を感じられる場所であるべきです。エンリケと一緒に過ごし、彼から学び、彼の物語を共有できることをとても光栄に思います。

今シーズンのアーティストシリーズは、エンリケが包摂と自己表現を促進するために心を込めて制作した限定版の Hometown Hero、フーディー、Tシャツ、キャップをリリースします。このコレクションは、LGBTQIA+コミュニティに対する私たちの年間を通した献身を強調しています。私たちは、真の変革は行動から生まれると信じており、スノーボードの垣根を取り払い、誰もが楽しめる空間を作ることに全力を注いでいます。

エンリケからの最後のメッセージ:

このコレクションを手にしてくれる人たちに感謝します。あなたが誇りを持ってそれを身につけ、または使うことで幸せを感じ、自分自身を表現してくれることを願います。