The Burton Blog

Step On®︎の新たな挑戦

Burtonは、常にイノベーションと共にあります。もちろん、進化するための努力は惜しみません。

先シーズン、私たちはStep On®︎をリリースし、業界の話題を独占しました。この直感的なブーツとバインディングのシステムでは、バインディング装着のために屈む必要も座る必要もありません。ローンチから約1年が経ち、前評判は嘘ではなかったことがわかりました。あらゆるスタイル、レベルのスノーボーダーが、Step On®︎の虜になったのです。

「妊娠中にStep On®︎を使っていたわ。便利だからってだけじゃなくて、お腹が大きかったから屈みずらかったのよ。でも出産後の方が、Step On®︎の良さを実感しているかもしれないわね」とは、Burtonライダーのキミー・ファサニ。「とにかく、1日で滑れる本数が増えたの。ストラッピングに時間がかからないから」と付け加えてくれました。

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お腹のなかには息子コアくんが。妊娠中にStep On®︎を使うキミー
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「思っていたよりレスポンスが良かった。ロックされてしまえば、Step On®︎とLexaの違いは感じなかったわね」 - キミー
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リフトを降りたあと、もう屈んだり座ったりする必要はありません

2019シーズンでは、メンズ&ウーメンズに加えキッズもラインナップ入りします。また、Burton本社敷地内にあるCraig’sプロトタイプ工場では、すでにStep On®︎のさらなる進化が着々と進行中です。プロトタイプエンジニアのクリス・ドイルをはじめ、Burtonのマッドサイエンティストたちは、バーモント大学工学部の生徒たちを招き、スペシャルなプロジェクトを進めています。彼らは、障害を持つスノーボーダーへ向けて、Step On®︎の改良に努めているのです。

バインディング装着のために屈む必要も座る必要もありません。

つまり開発チームが、平昌パラリンピックの金メダリストであり、スノーボードに適した義足(Versa Foot 2)を作っているBioDapt社の創設者、マイク・シュルツと密に動くことは必然なのです。Burtonが有する3D技術を活用することで、生徒たちはたくさんのプロトタイプを作ることができ、よりStep On®︎に適した義足の形を追い求められるのです。「Versa Foot 2とStep On®︎は相互に機能し合い、ライディング中でも義足の細かな動きを可能にできるはずです。あとは、パラスノーボーダーが既存の製品に対して抱く悩みを取除いていくことですね」と、生徒たちは言いました。

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改めてパラスノーボーダーの義足を考える
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デザイン、プロトタイプ、テスト、リピート
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「安全面にも優れたStep On®︎だと、落ち着いてライディングすることができるの」 - クリスティ・エニス

すでに、Step On®︎は障害者スポーツの世界でも活躍しています。パラスノーボーダーのクリスティ・エニスは、Step On®︎を“ゲームチェンジャー”と言います。実は、セブンサミットへの挑戦においてStep On®︎を使っているのです。

「これまでのバインディングだと、一旦雪の上に座って、窮屈な姿勢でバインディングを着けて、うつ伏せになるように反転して、そこから立ち上がる……って感じだったのよ」と、クリスティは説明してくれました。さらに、「正直大変だったわ。でも、Step On®︎があれば座る必要なんてないの。はるかにスムーズよ。もちろんバインディング自体も素晴らしいわ。義足の方のストラップがちゃんと締まっているか、改めて確認する必要がないから」と、Step On®︎の良さを語ってくれました。

現在、よりパラスノーボーダーに適したStep On®︎にするため、プロダクトの改良に努めています。ただし、2019シーズンのインラインモデルも進化しているのをお忘れなく。ニューモデルのBoa®︎クロージャーでは、新たにSequence™テクノロジーを採用しています。1つのダイヤルでアッパーとローワーゾーンを締められるのですが、それを均等に行うことができるのです。つまり、アッパーとローワーの締り具合が同じだということ。昨シーズンと比べて、明らかに進化しています。もちろん、Step On®︎のバインディングはRe:Flex™なので、Burton以外でのボードにも装着できます。

とにかく、Step On®︎の周りはエキサイティングなことであふれています。今現在のStep On®︎にも誇りを持っていますが、これからどうなるのか楽しみで仕方ありません。


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